本日ご紹介させていただきますのは、藤原和博氏著『藤原先生、これからの働き方について教えてください。』という書籍です。
ページを開いて冒頭の文章に目を奪われます。
そこには大きめのフォントで1行しか書かれていません。
その問いかけに対して、どういう回答をするのかは本当に千差万別、人それぞれ。
その問いというのは、
「10年後のあなたは、今と同じ働き方を続けていますか?」
サラリーマンとして働く方は、昇進などあるでしょうし、多くのスポーツ選手などは、デビューから10年経てば、いかなトップ選手であろうともセカンドキャリアを考え始めるでしょうし、会社を経営されている方は時代の流れに合わせて様々な変革を余儀なくされるかもしれません。
近年ではAI技術の目覚しい発展によって、10年後になくなるであろう職業トップ10など発表されたりして、戦々恐々とされている方もいらっしゃるかもしれません。
じゃあAIの技術発展を止められるかといえば、まず無理でしょう。人類は道具を使い、生活を快適にしてきた歴史があります。道具・技術を使って、少しでも楽になることがあれば、それは是とされるのです。不便からイノベーションは生まれるっと。
そういった技術の発展に淘汰されたくない人はどうすればいいのか。
希少価値(レアリティ)を持てばいい。
藤原氏は著書の中で、キリストや聖徳太子ほどのレアにはなれないかもしれないけれども、(←2人のお名前は出てきません)それぞれのレアリティの持ち方を教えてくれています。
リクルートから初の民間人校長先生へと転身し、本書の帯には「教育改革実践家」と肩書きがあります藤原和博氏のお話は、教育関係者の方のみならず、変革を求めていらっしゃる経営者の方や、悩める10代など、幅広い方に聞いていいただきたいです。