「平成28年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会」も残すは12月24日(土)の準決勝と翌25日(日)の決勝戦を残すのみとなりました。
天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権がどのような大会かというと、
天皇杯・皇后杯とは
天皇杯・皇后杯は昭和25年(1950年)に全日本9人制選手権大会に下賜されて以来、その賜杯は日本国内における最高のチームに授与され続け、数々の試合や選手たちに栄誉を与えてまいりました。天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会について
天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会は、公益財団法人日本バレーボール協会に有効に登録されていれば誰でも参加することが可能です。
バレーボールを行うすべての選手(全国約30,000チーム)が日本一を目指せる壮大な大会なのです。(大会公式サイトより)
4月から7月にかけて行われる都道府県ラウンド、そして9月~10月にあるブロックラウンドを経てV・プレミアリーグの男女各8チームが参加するファイナルリーグへと進みます。例年、V・プレミアリーグに所属するチームが優勝していますが、すべての試合で圧勝しているわけではありません。昨年の同大会「中央大学VSサントリーサンバーズ」戦。3-1で強豪サントリーサンバーズを撃破した中央大学の活躍は記憶に新しいところです。この試合は、全日本でともに戦う石川祐希選手と柳田将洋選手の対決ということでも注目を集めました。
そこで、12月16日(金)よりはじまった平成28年度のファイナルラウンドの試合の中から、大学生の活躍が光った「パナソニックパンサーズ VS 日本体育大学」に注目してきました!
パナソニックパンサーズといえば、全日本代表キャプテンも務めた清水邦広選手、代表セッターの深津英臣選手、リベロ・永野健選手など多くの代表選手を抱える名門チームです。清水選手と深津選手の息の合ったプレーを期待していたのですが、清水選手は足のケガのため欠場されていました。清水選手がいないとはいえ、第1セット序盤は深津選手が美しいバックトスを魅せるなど、当初の予想通りパナソニックが貫禄の試合運びをします。しかし、後半から日本体育大学が波に乗り、追い上げていきます。あとわずか届かず、25-20で第1セットは終了しますが、第2セットはその勢いのまま中盤まで日体大が先行します。特に#4の伊澤啓生選手と#24の高梨健太選手のプレーにはパナソニックの応援団席からも拍手が起こるほどでした。このセットはこのまま日体大が獲るかと思われましたが、勢いに乗ったところでのサーブミスが響き25-22でパナソニックに逆転されます。第3セットも25-20と、後一歩のところまでいくのですが、最後はパナソニックの巧さが大学生の勢いを抑える結果となりました。
近年、また人気を取り戻してきたバレーボールですが、やはり日本代表の試合にその注目は寄っているようです。しかし、この試合のように、今年も日本一を目指し熱い戦いが繰り広げられているので、ぜひ、代表以外の試合にも注目して欲しいところです。
コート上以外でも、日本バレーボールリーグ機構が2018年秋の発足を目指すプロリーグ「スーパーリーグ」構想など、今、バレーボール界が熱い!
女子日本代表の監督を務め、2012年ロンドンオリンピックで28年ぶりとなる悲願の銅メダルをもたらした眞鍋政義氏。そして、2008年、北京オリンピック世界最終予選を突破し、バルセロナ以来16年ぶりに男子日本代表をオリンピックへと導いた植田辰哉氏に今後、益々の盛り上がりをみせるであろうバレーボール界についてうかがってみたいですね。
会場では、こんな物も販売されています!