講演依頼のspeakersの編集担当です。
日々講演会講師の情報をチェックする編集担当が今週気になったニュースを紹介いたします。
■コミュ力もリーダーシップもいらない。元Google社員が語る、本当に“優秀な人材“とは(ハフポスト)
googleで人材開発をやっていた方の記事。
コミュ力とリーダーシップは日本の就活において重要視される要素の一つですが、それを真っ向から否定しています。
いやいや、関係ないっていっても性格が合わない人同士だとパフォーマンスが下がるのではと思ってしまいますが。。。
――ピョートルさんから見て、日本の大手企業はどんな印象ですか。
日本では大手企業の経営者というと「黒塗りの車」で常に移動しているというイメージがありますよね。丸の内や大手町といったビジネス街では、エンジンをかけっぱなしにした車の中で、運転手が偉い人を待つ。そんな風景を見ることがあります。
古い保守的な会社は「性悪説」の考え方で動きます。部下が何をしでかすかわからないから「トップがすべてをコントロールする。命令に従え」という考え方です。
——では、Googleは?
Googleは真逆の「性善説」です。Googleは非常に自由な会社です。本社の敷地は「キャンパス」と呼ばれるのですが、誰でも入ることができます。
共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、ともにスタンフォード大学の出身。Googleにも同じように自由なキャンパスがほしかったようです。
ふたりとも「黒塗りの車」は持っていないし、ひとりで自転車を漕いで移動している。軍隊みたいなボディガードも、お連れの人もいない。
性悪説に基づく日本企業の社員管理。
性善説のgoogle。
この考え方の違いはどこから出てくるのでしょうか?
こうしたGoogleの気風は、創業者たちが幼い頃に「モンテッソーリ教育」という教育プログラムを受けてきたことも関係しています。
——「モンテッソーリ教育」は、将棋の藤井聡太四段が受けていたことでも話題になりました。どんな内容でしょうか。
「モンテッソーリ教育」というのは、子供の自主性や知的好奇心を育てるプログラムです。
クラスの編成は、たとえば「3〜6歳」「6〜9歳」「9〜12歳」と、年齢の異なる子供同士でクラスを編成します。
そうすると、クラス内で年少の子が何か困っていると年上の子が教えてあげる。先輩に教えてもらった子は、年度が変わると、今度は自分が教える番になる。
モンテッソーリ教育という言葉をあまり聞いたことがない方も多いかもしれません。
自主性や知的好奇心を育てるプログラムを受けて育ったことで、社内でも自分が受けた教育文化を普及させた、ということでしょうか。
googleは労働時間の20%を自主的な創造に費やしてよいことになっているなど、その働き方の自由さでも有名な会社。
どこの会社でも同じように働けるとは思いませんが、こうした働き方に興味がある方はまずモンテッソーリ教育について学んでみても良いのではないでしょうか。
藤崎達宏氏はモンテッソーリ教育認定教師です。
子育てをしている方や教育に興味がある方に向けたセミナー、講演会活動していらっしゃいます。
その他
■ニュージランド首相が妊娠 6週間の産休へ 37歳のアーダーン氏
働き方改革が何かと話題ですが、議論があるのは国内だけではないようです。
でもこういったことをトップが実践することには大きな意味があるはず。
副首相が代行するということですが、連絡が取れないわけではないですから綿密な計画を立てれば可能もしれませんね。