今年もアメリカの経済誌『フォーブス』による恒例企画“アスリート長者番付”が発表されました!
2017年の気になるランキング(調査期間:2016/6/1~2017/6/1)は以下の通りです。
順位 | アスリート名 | 競技 | 収入(ドル) | 日本円換算 |
1位 | クリスティアーノ・ロナウド | サッカー | 9300万ドル | 約102億円 |
2位 | レブロン・ジェームズ | バスケットボール | 8620万ドル | 約95億円 |
3位 | リオネル・メッシ | サッカー | 8000万ドル | 約88億円 |
4位 | ロジャー・フェデラー | テニス | 6400万ドル | 約70億円 |
5位 | ケビン・デュラント | バスケットボール | 6060万ドル | 約67億円 |
6位 | ローリー・マキロイ | ゴルフ | 5000万ドル | 約55億円 |
6位 | アンドリュー・ラック | アメリカンフットボール | 5000万ドル | 約55億円 |
8位 | ステフィン・カリー | バスケットボール | 4730万ドル | 約52億円 |
9位 | ジェームズ・ハーデン | バスケットボール | 4660万ドル | 約51億円 |
10位 | ルイス・ハミルトン | オートレース | 4600万ドル | 約50.5億円 |
1位は、先日のヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝でも2得点をあげ、得点王に輝いたクリスティアーノ・ロナウド。2年連続の長者番付1位です。
得点後のお決まりのポーズは日本でも多くの子どもたちに真似されるほど。
数年前まではスピードと圧倒的な身体能力を活かしたプレーでゴールを量産していましたが、近年では決定機に顔を出す、よりスコアラーに特化したプレースタイルへと変わっています。
2位は、NBAのキングことレブロン・ジェームス。
現在、まさにファイナルが行われているプレーオフでの通算得点は、神と呼ばれたマイケル・ジョーダンを抜き、歴代トップとなりました。
チームを変えながら7年連続でファイナルに出場するなど、衰えを知らぬ圧倒的な個の力でチームを牽引する雄姿は圧巻の一言です。
3位は、ペレやマラドーナと並び、歴代最高のサッカー選手と目されるアルゼンチンのリオネル・メッシ。
小柄ながらも一瞬のスピードと切り返しで相手選手を翻弄し、ピッチを切り裂くテクニックは世界中のサッカー選手の憧れとなっています。
4位は、テニス界の“レジェンド” ロジャー・フェデラーです。
歴代最長世界ランキング1位など数々の記録を塗り替え、こちらも歴代最高のテニスプレーヤーの一人と言われています。あらゆるテクニックに秀でたオールラウンドプレーヤーで、強力なフォアハンドと、変幻自在のサーブ、時に見せるドロップショットなど、見る者を魅了するプレーの輝きは35歳となった今でも健在です。
5位は、NBAで過去4度も得点王となっているケビン・デュラント。
今季から“最強チーム”のウォーリアーズに加入した稀代のスコアラーは、チームプレーを重視するスタイルに見事に順応し、カリー&トンプソンのスプラッシュ・ブラザーズ、ドレイモンド・グリーンとならび “BIG4”を形成。
しなやかに伸びる長い手を活かし、今年はブロックなどディフェンス面での貢献も目立ちます。
6位は、ゴルフからはただ一人のトップ10入りとなったローリー・マキロイ。
2011年に当時22歳の若さで全米オープンを制覇すると、翌年には4大タイトルの一つ・全米プロゴルフ選手権を2位に8打差を付けて圧勝。
2014年にも全英オープンと全米プロゴルフ選手権で優勝すると、2016年にはツアーチャンピオンシップをプレーオフの末に制するなど、今後の活躍がもっとも嘱望されるスター選手です。
同じく6位に、NFLで花形のクォーター・バック(司令塔)として活躍するアンドリュー・ラック。
所属するインディアナポリス・コルツは、かつて天才的なクォーター・バックのペイトン・マニングを擁し、毎年のように地区優勝を重ねていましたが、ラックの怪我もあり、ここ2年連続でプレーオフ出場を逃すなど低迷。
チームの再建は、マニングの後継者として期待され、6年で140億円という超大型契約を結んだアンドリュー・ラックの双肩にかかっています。
8位は、NBAウォーリアーズのポイントガードとしてチーム躍進の原動力となったステフィン・カリーです。
カリーといえば、何と言っても3ポイント。従来のシューターは、いかにフリーでパスをもらえるかが重要でしたが、彼の場合は圧倒的なボールハンドリングでドリブルを仕掛け、自らスペースを作り出し、ディフェンスの一瞬の隙をついて素早くボールをリリースします。
時に3ポイントラインのはるか後方からとんでもない超ロングシュートを決めてみせる彼の存在は、NBAの戦術を変えてしまいました。
相方のクレイ・トンプソンとともに、リングにも触れないほどに正確な3Pシュートを面白いようにポンポンと沈めるため、(シュートが決まった際のゴールの網が、水に物を投げ入れた際の跳ね返りのように綺麗であることから)“スプラッシュ・ブラザーズ”と呼ばれ、ファンに愛されています。
9位は、同じくNBAのジェームズ・ハーデン。豊かに蓄えた髭がトレードマークとなっています。
シュートテクニックに秀で、NBAを代表するスコアラーでありながら、今季はポイントガードとしてリーグNo.1のアシストもマーク。プレーの幅を広げています。
上記のレブロンやデュラント、カリーらとともに形成するドリームチームが2020年の東京で見られると思うと、今からワクワクしますね。
10位は、F1レーサーのルイス・ハミルトン。
2008年に、当時の史上最年少でF1のワールドチャンピオンに輝くなど若くして才能を開花させ、2014年・2015年には2年連続でワールドチャンピオンとなり、今なおトップレーサーとして活躍しています。
オートレースではインディ500で佐藤琢磨選手が優勝し、賞金2億7千万円を獲得したことが話題になりましたが、ハミルトンは広告などスポンサー収入も多いようです。
こうしてみると、世界のトップアスリートは、一年間に稼ぐその収入も「夢」がありますね。
ちなみに、日本人では、テニスの錦織圭選手が3390万ドル(約37億円)で26位、ヤンキースの田中将大投手が2300万ドル(約25億円)で75位にランクインしました。
講演会でも、トップアスリートは大人気。
これからも、モチベーションや目標管理、リーダーシップやチームワークなど、アスリートによる講演を聞いて多くの気づきを得た子供たちが、世に大きく羽ばたくお手伝いができれば幸せです。