フジテレビ系列「情報プレゼンターとくダネ!」のお天気担当として、
お馴染みの天達武史さん。

今回、ご紹介させて頂く書籍は知識ゼロからの天気予報学入門です。
本書では、気象予報士の天達さんが、「雨」「雷」「台風」の予測や天気と気象の関係性について、分かり易く解説されております。

ここで、本書の一部をご紹介したいと思います。

「一時」って、どれくらいの間のこと?

天気予報ではおなじみの「一時」や「未明」などの言葉ですが、その意味や違いをきちんと説明出来る人は少ないのではないでしょうか。
例えば「いま」という言葉は現時点での状況を指す時に使いますが、
「現在」という言葉になると、「17時現在」のように使い、過去の時点での状況を示します。

そのほか、「数日」は今日を含めた4〜5日、「しばらく」は2〜3日以上で1週間以内の期間を指すと決められています。
このように、同じように感じられる天気の言葉でも、天気予報の利用者が混乱しないように使い分けられています。

梅雨の始まりと終わりはどう違う?
5月〜7月頃は「梅雨」という雨季が発生し、日本や中国の一部などで雨の多い日が続きます。
この梅雨をもたらす梅雨前線は、北の冷たいオホーツク海高気圧と、南の暖かい太平洋高気圧がぶつかって生まれますが、オホーツク海高気圧の発生にはジェット気流が関係しています。
冬にヒマラヤの南側ん流れているジェット気流は夏に北上し、ヒマラヤにぶつかって分断されます。
この気流が合流して、オホーツク海高気圧が生まれます。同時に太平洋高気圧の勢力が増し、オホーツク海高気圧と太平洋高気圧がぶつかるため、
日本付近に梅雨前線が出来るのです。
そんな天達さんの講演は、
防災」や「環境」、「自然」をテーマにご講演されております。
小さなお子さんから大人の方々まで、幅広い年齢の方々にオススメです。天達さんのインタビューページはこちら↓↓↓