茂木健一郎 講演やらなきゃいけないタスクがあるのに、なかなか手が回らない・・・。
そんな方も多いのではないでしょうか?!
本日は講演会でも人気の脳科学者・茂木健一郎氏のベストセラー『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』 をご紹介します!茂木先生いわく、「ぐずぐず脳=前頭葉がだす脳の抑制の外し方を知らない」状態であり、工夫次第で脳の抑制は外すことができるそうです。
なんでも、真面目な人ほど、きちんとやらなければいけないという責任感が強く、すべてのことにじっくりと丁寧に取り組んでしまうのだとか。そこで、あまり深く考えないことを習慣化する、自分が何か特別なことをやっていると思わない、目の前の行為を頑張る行為と意識せずに習慣化する、といった脳の回路を鍛えることが重要だそうです。

また、そのためには、「脳内ダイエット」も大事なこと。
ジョブズを例に、ある時点で、何かをやらないと決めることで脳の中に空き地を作るという「削ぎ落とすイノベーション」が有効です。やる気は自分の脳の中にチャレンジ精神 フロンティア精神があることで生まれるので、そのための空き地をつくっておきましょう。

そして、「すぐやる脳をつくる三つの法則」は以下の通り。
1、瞬間トップスピードを習慣化する:いきなりトップスピードですぐに行動に移す
2、 雑談のじかんをつくる=脳のマッサージ/サプリメント
3、 ベストエフォート方式 最善努力(4日目にできなくても5日目からまたやってみる 途中からでもやったほうがいい結果がまっている→ベスエフォートでいいんだという意識で、やれる範囲のことをやる)

また、自分にあえてプレッシャーを課し、脳に負荷をかけることも重要です。
・出されたお題について英語で1分スピーチをするなど、無茶ぶりをして脳に負荷をかけて鍛える
・なんちゃってプレッシャー(一日一回、誰かになりきり、人生で一番のプレッシャーをかけてみる)
・タイムプレッシャー:時間制限を設ける 自分に課す自分からの制約は脳のモチベーションを上げる行為となる(時間はやることの密度を濃くするほど内容の質が高くなる)
・公言プレッシャー(周囲に目標を公言すること)
というように、自分にプレッシャーをかけ、その負荷が大きいほど喜びも大きいという方法を紹介しています。

自分の脳にかかる抑制のパターンは何か、自分の直面する大事な場面とは何か。それを客観的に認知し、トレーニングしていくことにより、強い芯を持ったすぐやる脳がつくられる、というのが本書のエッセンス。

命令されると脳は自分から動けません。
やらされていると一度でも受け身に感じてしまうと、脳が抑制されてやる気の回路がなかなか働かなくなるもの。
どんな仕事でも、上司に言われたからではなく、自分自身の課題として内面化することに成功すれば、実行力が生まれるそう。
このように、「他律」を「自律」に変え、 自分の成長にこれはどんな意味があるのか、仕事の意味をよく考えて内面化することが必要だと茂木健一郎氏は説いています。

また、やる気を出すためには過去の成功体験がどれくらいあるかが大きな要因になるのだとか。
それは他人の評価ではなく、自分の中のごく小さな体験で十分で、自分で自分の課題を見つけて成功体験を積み重ね、しっかり喜びを得るプロセスが大事なようです。

上記の他にも、様々な要素が紹介されている『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』。
茂木先生いわく、「人間の脳というのは行動することでしか鍛えることができない」そう。
日頃のトレーニングで体と同じように脳も鍛えられることを意識して、今日も一日お仕事を頑張りましょう!