川淵三郎 独裁力 講演講師 著書紹介バスケットボールの最高峰・NBAが開幕しました。
ステフィン・カリーやレブロン・ジェームズといったスター選手の活躍に今年も目が離せません。
日本でも“犬猿の仲”と称された「NBL」(アマチュア主体)と「bjリーグ」(プロ)との分裂状態が解消され、先月9/22にはプロの「Bリーグ」が新たにスタートしました。
国際試合を禁じられるほどまでに深刻だった二つのリーグの対立を和解に導いた最大の功労者が、かつてサッカー「Jリーグ」のチェアマンとして辣腕を振るった川淵三郎氏です。

「何でも多数決で決まるのなら誰がトップになっても構わない。しかし、それでは強い組織はつくれないし、仕事のスピードも鈍ってしまう。だから、ある意味、『独裁的なトップ』が必要だ。
 但し、条件がある。私利私欲がなく、組織を、そして社会を良くしようという志と信念を持った『独裁者』であること」

先月発売された川淵氏の著書『独裁力』(幻冬舎新書)では、バスケットボール界の改革をめぐるエピソードをもとに、強力なリーダーシップのあり方が解説されています。

・リーダーは、自らの考えをきちんと説明し、説得してもらうための説得力を持たれなければならない。そのために理論武装をしておくことが必要だ。理屈を並べ立てるだけではダメで、多くの人々が納得する根拠を示さなければならない。

・もう一つ、大切なのは発信力だ。僕は常にこれを意識している。(略)言葉に発信力を持たせるには、まず訴えるべきことをインパクトのある言葉で示し、具体的な説明はその後にする。

・組織のコミュニケーションを円滑にするのに不可欠な要素は何か。僕は、一番大事なのは「観察力」だと思っている。観察力を養う近道は、毎日、部下の動静をつぶさに見ることだ。

・トップダウンは大事だが、自分とは異なる意見にも耳を傾け、良いと思ったことは思い切って採用したり、部下に対してある程度の責任と権限を与える度量もトップには必要だ。

・真のリーダーとはどういうものか。まずは、崇高な理想と高い志を持っていること。そして、理想とする目標を成し遂げるための「胆識」を備えていなければならない。胆識とは何かを成し遂げるための決断力や判断力を伴った見識のことで、その見識を身につけるには、知識を増やし、様々なことに挑戦して研鑽を積むことが不可欠だ。グローバル化した現代社会では、この胆識と、困難な状況に陥ったときにそこから突き抜けられるだけの突破力を持ったリーダーが求められると思う。

などなど、企業マネジメント層の方々に最適な金言の数々。
真のリーダーとなるために必要な「胆識」と「突破力」を養うべく、ぜひご一読をオススメします!

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