戦場カメラマン・渡部陽一氏の『戦場カメラマンの仕事術』を拝読いたしました。
本書では、今なお第一線で、活躍されているカメラマン・渡部陽一氏の取材を行うための百戦錬磨のスキルと考え方が披露されております。
今回その一部をご紹介します。
~取材は準備から始まる~
渡部氏は戦場から生きて帰ってくる取材を組み立てるには段取りが重要であるとしてます。
どのような危機管理をして、どうやって避難経路を確保するのか。誰もがその段取りに重点を置いているとしています。
段取りの一番の入り口は取材でお世話になるガイドさんを見つけること。
それから標準語のみならず、その地域の訛りやアクセントを使いこなす通訳の方。何かあった時に身を守ってくれるセキュリティの方。
それに取材者と最低4人でチームを組むことがスタートとなります。
現場では国や地域によって習慣や常識が変わるので、取材の仕方も変わってきます。
大切なのは、ジャングルでも砂漠でも街でも山の中でも、自分がいままで培ってきた経験や情報というものを最優先しないこと。
もっとも重要な危機管理は、『有事の際は必ずチームのガイドさんに従うこと』としています。
渡部陽一さんは、「世界からのメッセージ〜希望ある明日のために〜」などの演題で、
「世界各地の紛争の現状」、そして「戦場カメラマン」を目指されたキッカケについても、講話をされます。
これからの秋の学園祭などにて、講演会を企画される担当者様!!
是非、渡部陽一氏も候補者としてご検討くださいませ。