国家戦略の1つとして、“女性活躍”が叫ばれる今日この頃。
内閣府の「男女共同参画会議 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会」委員なども務めたワークライフバランスの第一人者、小室淑恵氏の著者のご紹介です。
「900社をコンサルした第一人者が、女性活躍の施策を全公開」というように、
企業のコンサルティングを手掛ける中で、分かってきた具体的なノウハウをまとめていらっしゃいます。
それは「残業を減らすと業績が上がる」という事実。
育児中の女性に限らず、全社員が残業を減らすことにより、企業全体の業績が上がるのだそうです。
それも、「うちの会社には無理な話だ」と言っている会社こそ、実際には実現でき、業績Upしているのだとか。
特に子育て世代の女性などは残業が出来ないですし、
たとえ時短であっても、生産性があがればコストは下がり、結果的には業績アップとつながるのだそう。
また女性だけでなく、これからは実は、これからは日本が直面するもう一つの課題は介護ということで、
男性にもかなり大きく、ワークライフバランスが重要になってくるそう。
これから企業には、生産性の高い働き方ができ、誰もが定時に退社できる職場をつくることが求められるということでした。
日本ではまだ多くの企業の管理職が、従業員の成果を評価する際に「仕事の質×量」という考え方をし、これは、たくさん働けば働くほど「成果」が上がる=長時間労働となるそうです。
小室氏は「時間当たりの成果を指標とせよ」ともおっしゃっています。
その他、大手企業3社の具体的なケースも掲載されています。
良いワークをするには、ライフの時間もとても重要ですね。
そんな900社をコンサルした小室淑恵氏の講演もお薦めですので、ぜひご検討ください。