みなさんも、普段の生活の中で、様々な問題や、流行、悩みとお付き合いしているはずです。
各テーマを解決するヒントとして、様々なジャンルの書籍にふれ、情報を引き出し、またそのひとときを楽しんでいることと思います。
そして、そうした著者のなかには、本に書かれていない話などを、生の声で聞いてみたくなる人もいるでしょう。
Speakersでは、講演でも活躍している様々なジャンルの方々の著書をご案内し、本の中身や著者の魅力をご紹介して、講演のご希望があれば、ベストマッチングとなるご提案をしております。ぜひ、このコラムをご覧になり、講演の講師選びの一助としてはいかがでしょうか。

女性だけでなく、男性でも、若返りに興味の無い人はいないはずです。
しかし、永遠に若さを保つことができるとしたら、これほどありがたいことはありませんが、人は誰でも老いて死んでいきます。
中国の歴代皇帝のように、不老不死の妙薬を求めても、神仙の世界ならいざ知らず、人の世にそんなものがあろうはずもなく、みんなまがい物を掴まされながら、あの世に旅立って行ったのです。当たり前の話ですが。
しかし、現代では、不死はともかくも、不老に関しては「125歳まで生きることが出来る」ことをはじめ、様々な理論が発見されたり、若返りの手法が開発されたりと、アンチエイジングという言葉を耳にしない日はないくらい、あちこちでその技術が実践されています。
元々アンチエイジングは、角膜屈折矯正手術の一種であるレーシック(LASIK)によって、視力を取り戻すときによく使われていた言葉でした。確かに、近眼や老眼が治れば、若返ったことになります。
そして今では、外見の美しさは言うに及ばす、健康的な“美しい内臓“を維持するための手法まで、幅広い範囲に用いられています。

そんな若返りに関心の高い方に、今回ご紹介する著書は、「1日1食」で20歳若返るというキャッチコピーで、一躍注目されたナグモクリニック総院長・南雲吉則氏の『「空腹」が人を健康にする』(2012年1月 サンマーク出版刊)と、『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』(2012年3月 中経出版刊)です。
約2年前に刊行された本で、いまやベストセラーですが、『20歳若く―』のカバーに掲載されている30代の著者の写真と、15kgのダイエットに成功した56歳時の写真を比較し、いかに若返りに成功しているかを自らの体で知らしめており、まさにアンチエイジングの動く広告塔でもあったのです。
南雲氏は、乳がんなどを専門とする開業医で、その分野の関連著書や、アンチエイジングに関する一般向け書籍を上梓してきたのですが、2012年1月に発行された『「空腹」が―』は、まさにセンセーショナルな内容でした。
人間の持つ、飢餓を耐えぬく生命力に着目し、1日1食を実践して、意図的に空腹状態を作り出し、飽食から引き起こされる様々な病気を一掃するというもので、延命遺伝子といわれているサーチュイン遺伝子や飢餓遺伝子、繁殖遺伝子、免疫遺伝子、修復遺伝子などの「生命力遺伝子」を活性化させ、長寿と健康を手に入れるという考えなのです。

『「空腹」が―』では、他の医療関係者も異口同音に指摘している様々な健康注意点を、改めて強調しています。例えば、
・「玄米と具だくさんのみそ汁、野菜のおひたし、一夜干しの魚もしくは納豆」を、もっとも食べたいもの、つまり体に良いメニューとしている。
・栄養は、量ではなく質。すべての栄養素をバランスよく含んだ「完全栄養」を摂ることが重要なポイント。
・魚は丸ごと、野菜や果物は皮ごと食べる「一物全食」の勧め。
・青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)の、動脈硬化予防における有効性―など。

また、南雲氏ならではの指摘も満載。
・ごはんを食べたらすぐ寝ることを勧めている。
・朝起きてすぐ水を飲む必要はない。
・健康のためにスポーツはしない。
・いわゆる“休肝日”は必要ない。
・体温を上げても免疫力はアップしない。
などがあげられ、特に内臓に対する負担について、独自の臨床データや研究に基づく所見が見られます。
さらに、『20歳若く―』では、上記の指摘に加え、「ストレスをためないためにも、嫌いな人とは付き合わない」など、気持ちの持ち様が、20歳若い肉体を獲得・維持できるアンチエイジングに大きく影響しているとも。

南雲氏への注目は高くなる一方で、「アンチエイジングの貴公子」として、様々なメディアに登場しています。そして、自身の健康法の一つであるゴボウ茶の愛飲を勧めています。
南雲氏は、この2冊以外にも、様々な健康指南書を著しています。健康法選びは、慎重になりすぎるくらいでちょうどいいのかも知れませんが、スポーツをしない、食べない、飲まない、考えないなどの南雲流極意を習得したい方にとっては、その入門書となる2冊です。そして、20歳若い肉体を獲得してはいかがでしょうか。

Speakersでは、本の内容のさらなる詳しい話をお聞きになりたい方や、関連したジャンルの講義を聴きたい方のために、講師として、南雲氏や、南雲氏に替わる様々な専門家にアプローチをして、講演のマッチングをしています。
『空腹―』『20歳若く―』をお読みになった方で、南雲氏のファンになりぜひ会いたい、本に書かれていない話が聞きたい方をはじめ、南雲氏に直接質問してみたい方、お気軽にお問い合わせください。