私は何年か前に恩師の友人でＴさんという方のレコーディングを手伝ったことがあります。
レコーディングより1ヵ月後、ＣＤジャケットのデザインについて打ち合わせをしようとＴさんに連絡をしたのですが、何度連絡しても繋がりません。
1週間後、Ｔさんより連絡があり、「ガンの疑いがあるので、これから検査入院をするから、退院したら連絡するね」と言われました。
ところが、1週間経っても連絡はありません。
心配になり、レコーディングの際にピアノを担当していたＴさんの友人のピアニストに連絡をしたところ、Ｔさんが亡くなられたことを知りました。
Ｔさんと最後に連絡がとれた日から数日後、手術をされたそうですが、そのまま意識は回復せず・・・
突然のことで本当にショックでした。
レコーディングの際、あんなに元気に歌われていたのに・・・。
とても残念でなりません。
Ｔさん・・・
どんなにＣＤの完成を楽しみにされていたことでしょうか。
涙が止まりませんでした。
音源はマスタリングも終えていて、デザインさえ決まれば、ＣＤを作ることが出来ます。
「私達の手でＣＤを完成させよう！」と思いました。
デザインは、ピアニストの方に最終判断をいただき、1ヵ月後ＣＤは完成しました。
私は、Ｔさんが喜んでくださっていると今でも信じています。
そんな私のオススメの１冊！
都啓一氏の「ガンでもくじけない - 誰かのために生きること -」についてご紹介したいと思います。
都啓一氏は、ロックバンド「SOPHIA」のキーボードを担当されており、作曲家、音楽プロデューサーとしても活躍されています。
濾胞性（ろほうせい）リンパ腫という血液のガンと診断を受け、闘病生活を送りながらも、「SOPHIA」15周年記念全国ツアーを最後まで成し遂げ、その後の抗ガン剤治療によりガンを克服。
闘病中のご自身の気持ちやご家族への想い、そして「SOPHIA」とそのファンの方々への想いが伝わる１冊だと思います。
ご家族の心境や都氏を支えていた強い気持ち、松岡充氏との友情。
誰もがガンになる可能性があり、ガンと闘うために一番大事なものは何か？
「恐怖を感じながら生きるのではなく、やりたいことを思いっきりやって生きる」というご自身の想いが、奇跡的なスピードでの寛解（かんかい）に至ったそうです。
昔から病は気からといいますが、人間には何か特殊な能力が眠っているのかもしれませんね
ガンを克服した都 啓一氏は講演会の講師として、闘病生活のこと、ガン検診、早期発見の重要性など、健康をテーマとした講演をされています。
････････････････････････････････････････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・
・【都啓 一】氏プロフィール
ミュージシャン、キーボーディスト
SOPHIAでのアーティスト活動やプロデュース、作曲、アレンジ等を手掛け、映画、舞台、ドラマ、ニュース番組等への楽曲提供も行なう。
･･････････････････････････････････････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・
◆テーマ：人生、教育・育児、健康
◆対象者：学校、PTA、保護者、企業、他
～都啓一氏の講演会、トークショーの依頼、有名人講師の派遣や講演会企画のご相談は～
■お電話でのお問い合わせ
03-5798-2800
(受付時間9：30～18：30土日祝除く)
■FAXでのお問い合わせ
03-5447-2423
