リオオリンピックまで1年を切り、様々な競技で4年に一度の出場を賭けた熱い予選が繰り広げられています。
前回のオリンピック、今年のW杯と続けて準優勝に輝き、日本中を熱く盛り上げてくれた「なでしこジャパン」。
確かな実績を残している佐々木則夫監督には講師派遣のお問い合わせも多く頂きます。
本日は、佐々木監督が2012年に発表した著書『なでしこ力 次へ』をご紹介します。
前年2011年のW杯優勝のエピソードもたくさん詰まっていて、読み応えがありますよ!
■監督が何かを決断する基準は、ただ一つ。「目的の達成」だ。
■僕のチームづくりは、いつもこの「目標の共有」からスタートする。大事なのは、監督から「こういう成績を出せ」とノルマを指定するのではなく、選手たち自身による自発的な話しあいによって決めることだ。監督の仕事は、選手の掲げた目標を達成するために働くこと。決して私欲を出したり、選手にノルマを押しつけたりしてはならない。
■夢は掲げた瞬間から、叶えるために考え、試行錯誤し、学んでいく。
■「俺が教えなきゃ」「俺が育てなきゃ」と必要以上にでしゃばるつもりはない。選手たちが自発的に「学ぶ」「育つ」環境や雰囲気を作ることが、監督の最大の役割だと考えている。
■不測の事態に陥った時、その組織において肩書きを持つ者は、真摯に行動しなければならない。保身を考えてお茶を濁そうとすることは大間違いだ。もし僕が仮にそんなことをしてしまったら、誰が選手を守ることができようか。
■共感しあう。高い集中力を発揮する。諦めない。臆することなく自分を表現する。大好きなサッカーを楽しむ。これらの「なでしこ力」は、集団的知性を磨き上げるにふさわしい原動力となった。
などなど、佐々木則夫監督のマネジメント理論が詰まった一冊です。
Speakersでは「なでしこJAPAN」関連の講師も多数ご案内しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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