本日は、
勝間和代氏の著書
「稼ぐ話力 相手を腹落ちさせるプレゼンテーション術 」をご紹介します。
「稼ぐ話力」とは「お金を稼げるレベルの話力」のことで、営業・販売・企画・接客などあらゆる職種の人に求められるビジネススキル。そして、「話力がある・ない」は、「仕事ができる・できない」に関わっています。
【あなたの話は20%しか伝わっていない】として、いかに実際は自分の話が相手に伝わっていないかを教えてくれています。
どんなに良い商品でも、伝え方を誤ればお客様へは伝わりません。
「伝わる」というのは、「相手を心から納得させ、行動させる」までを目指して、サブタイトルの「腹落ちさせる」とは、「腹に落ちる」、つまり、頭だけでなく体にも納得させて行動に結びつける(腑に落ちると同じ意味)ということ。
この本には、プレゼンのコツや資料作成についての注意点、非言語コミュニケーション(“間”やアイコンタクト、ジェスチャー、身なりなど)の大切さについても書かれています。
プレゼンをする時には、いかに自分の言いたいことを伝えるかということばかりに気を取られ、相手のことをあまり考えていない。そうすると自己満足的で一方通行なプレゼンになってしまいますが、相手にわかりやすくするには、相手目線が必要で、相手のことを考えるからこそ、プレゼンも双方向なものになっていくそうです。
勝間氏も「うまいプレゼンは、うまい日常会話の延長線上にある」と言っていて
これは、プレゼンだけでなく普段のお仕事上での会話にも当てはまるので、
「仕事ができる・できない」に大きく関わってくるのでしょう。
プレゼン資料作成の注意点では、
「3~5分に1枚」「1枚1メッセージで30秒で理解できなければならない」
悪いパターンは、1枚の資料にやたらと情報を盛り込むこと。等々具体例を挙げています。
また、その他、
【なぜ、「ジャパネットたかた」で買ってしまうのか ――プレゼンテーション3つの基本ステップ】という章では、高田明氏の話術の秘密や、
【池上彰さんは何がすごいのか】という章では、池上氏の話のわかりやすさを分析されているなどの興味深い項目もあります。
勝間氏ですら、昔はプレゼンテーションが苦手だったとのこと。
会社員時代から今まで、プレゼンテーション・セミナー・講演など1万回以上を仕事として、人前で話をしてきた実践を経て得た、本当に伝わる話し方が書かれている1冊です。
ということですから、もちろん勝間和代氏の講演もお薦めです!
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